【無料/ファガニ審判批評】中東の笛は死語?ドイツを下してブラジル優勝のリオ五輪ファイナルに誤審は?
リオデジャネイロ五輪2016男子サッカー決勝の地元ブラジル×ドイツ戦を任されたのは、アリレザ・ファガニ審判団。日本では、未だに“中東の笛”と揶揄されることのあるイラン代表のトリオだ。
ファガニがオリンピックのファイナルを任された理由はいくつかあるが、一番の理由はFIFAの審判委員会にとって、五輪はあくまでワールドカップ本大会へのテストということだ(連載:もう一つの日本代表~世界で戦ったレフェリー【五輪の試合はワールドカップに向けたテスト】)。ファガニは現在38歳で、あと二大会はワールドカップのアポイントを受けることが出来る。今回のように南米代表×欧州代表の試合に、アジアのレフェリーが計算出来れば、選択肢が増える。今回の割り当ては、2018年ワールドカップと2022年ワールドカップに向けた審判委員会のトライともいえる。今大会で、既にファガニがドイツとブラジルの試合を割り当てられていたのも、プラスに働いた。
そんなチーム・ファガニのレフェリングはどうだったのか?論点は判定と懲戒罰の基準、60分台から71分のジャッジといったところか。