今年のJ2大展望LIVE(1/18(火)22時)【J論】

石井紘人のFootball Referee Journal

JFAがプロフェッショナルレフェリーキャンプを公開「ブーイングが終わり、観客が次のプレーに目が向くまでリスタートを待つ」「ゲームの温度によって難しくなる前に選手とコミュニケーションをとっておく」


日本サッカー協会(JFA)が好評のTeamCamにてDVD『審判』にも収録されていないプロフェッショナルレフェリー(PR)キャンプレポートの模様を30分にまとめてアップした。

【連載:プロフェッショナルレフェリーキャンプレポート②】プロフェッショナルレフェリーキャンプとは?

公開されたのはVARや『マンマネージメント』『エンパシー』についてのプロフェッショナルレフェリー同士での議論。たとえば、スローインへの介入については、スローワーの選手がポイントをかなり前にする傾向がある場合は、

「(試合が進むと)ゲームの温度によって、ファウルスローでファウルを取ることが難しくなる時はあるじゃないですか。なので(試合全体をまとめていく上で序盤からファウルになり得る事案はチェックする)というのが決勝戦のセオリーだと思っているので、先に(選手に)「ごめんね(ポジション下げてとジェスチャーで示せば)」とやっておけばそれで収まる」

「とはいえ、審判でもよくあるじゃないですか。最初の何分間はセーフティー(細かく判定をしていく)という考え方は尊重しますけど、固執してしまうとゲームがつまらなくなってしまうというのはある。それも状況に合わせていく」と家本政明主審がテクニックについて説明。そこから扇谷健司インストラクターを中心とした活発な議論が公開されている。

マンマネージメントに定評のある松尾一主審は、スタジアムの温度も踏まえているようで「ブーイングから応援に変わるじゃないですか。ブーイングって過去に向いているんですよね。「なんでファウルをとらないんだ」「なんでイエロー出さないんだ」と過去のことなんですけど、(スタジアムの)環境が、(監督や選手)皆が未来に向いた時に再開出来る所まで(リスタートを)僕は待ちます」と選手だけでなく、満員の観客とも向き合ったレフェリングを考えていることを共有した。

【石井紘人コラム】松尾一

この動画で語られていたことが全Jリーグ担当審判員の考えではないとは思う。だからこそ家本主審は、

「レフェリーをやっていて思うことは競技規則のことは分かり易いのですが、それ以外のいわゆる人間性だとか、コミュニケーションだったりとか、人に対する思いやり、配慮があるかということなどは、僕自身が教えられてきて、学んできて、大切だと思っているので、そういうのを皆で議論したかったですし、最後のこのような場で問いによって皆で共有出来たらよりよかったのではという思いはありました」

とも付け加えていた。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ