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守備の悪癖を改善できず3失点で敗れ、無念の降格決定。トップパートナーの日本特殊陶業は来季の支援継続を明言【J2第41節「FC岐阜 vs. ヴァンフォーレ甲府」レポート】

 

川西翔太の同点ゴールで一瞬活気づいたFC岐阜。5試合連続の無得点を免れる意地を見せたが、そこまでだった。


 FC岐阜は11月16日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第41節に臨み、7位のヴァンフォーレ甲府と対戦。1-3で敗れて22位が確定し、J3への降格が決定した。
 
 試合後のサンクスセレモニーでは、FC岐阜のスポンサーである日本特殊陶業から贈られる予定だったシーズンMVPの受賞を辞退。賞金100万円を「2020FC岐阜アカデミー強化金」として受け取った。
 挨拶に立った加藤三紀彦日本特殊陶業上席執行役員は悔しさを吐露しながら「苦しい時こそ一丸となって応援したい」と、2020シーズンもトップパートナーとして支援を継続することを明言した。
「2020FC岐阜アカデミー強化金」に関し、宮田博之FC岐阜社長は「降格が現実味を帯びてきたつい最近になってから、話し合いのなかで出てきたもの」と経緯を説明。賞金ボードも急遽作成したものだったという。
 

本来はシーズンMVPへの賞金として贈られるはずだった100万円はアカデミー強化金としてFC岐阜に託された。


 日本特殊陶業以外にもスポンサードを決める企業が相次いでいると宮田社長は語った。
 J3という新たなステージでJ2への復帰をめざす戦いは、既に始まっている。
 
◆個の力で打開を図った甲府の軍門に降る
 
 1トップにピーター ウタカ、2シャドーにアラーノと曽根田穣を配し、控えの切り札に金園英学を有する甲府に、後半圧倒された。
 

最後まで可能性を追求した北野誠監督だったが、降格を回避することはできなかった。


 ボランチにフレデリックと三島頌平、

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