No.10の哲学――シーズンを通した結果とチームの勝利を目標とする川西翔太のフットボール観【コラム】
10番という背番号とセカンドトップというポジションが川西翔太にはよく似合う。それは最前線よりも少し下がり目、相手からすれば1トップよりも奥まった位置で守備、チャンスメーク、サポート、フィニッシュ等々、チームが機能するために複数の役割をこなせる選手だからかもしれない。思えば北野誠監督時代には中盤として中長距離のパスを展開する試合もあった。いわゆる“点獲り屋”ではなく、試合全体、チーム全体を見通して必要な働きをするマルチなフットボーラーという印象が強い。ゴール数に着目してエースストライカーと定義しようとすると、本質から少しズレる可能性がある。
◆より深いサッカーの話をしよう
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