西部謙司 フットボール・ラボ

いま、このFWがすごい! 京都サンガが誇る「隠れミッキー」の凄さ。なぜウタカはどこに行っても点がとれるのか?

Jリーグも開幕してはや2ヶ月。西部氏がいま注目する2人のFWを二回にわけて解説します。前編は得点王争いでトップを走る京都の隠れミッキーを徹底解剖。

ウタカがどこへ行っても点がとれる理由。発想が違う2ゴール目。

明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP(長いな笑)の2、3月度は上田綺世(鹿島アントラーズ)が選出されております。

上田の覚醒と充実ぶりはすでに何度か触れたとおりで選出に異論はありません。ただ、もう4月ですし、その間に活躍している選手もたくさんいます。というわけで、序盤戦の気になる選手を取り上げてみたいと思います。

 

今回はFW編。まずは何といってもこの人ではないでしょうか。J1の「隠れミッキー」ことピーター・ウタカです。頭上に2つ丸めた団子ヘア、ふとしたシルエットがミッキーマウスに見えるわけですが、38歳という年齢が信じられない大活躍です。第9節のサガン鳥栖戦の2ゴールで得点王争いのトップに立っています。

鳥栖戦の2ゴールはウタカの凄さが凝縮されていましたね。

先制点は白井康介のロークロスを叩いてのワンタッチゴール(ハイライトの040~)。白井が右サイドを突破してクロスを蹴る直前に、ウタカはスッとDFから離れてフリーになっています。

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