「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】相手の心をへし折る完勝。金崎夢生と遠藤康のゴラッソで準決勝進出!/Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦 FC東京戦(2015.09.07)

 10分足らずで試合の趨勢が決するとは予想外だった。思わぬ失点で意気消沈する相手に対し、次々と襲いかかる鹿島の選手たち。球際での競り合い、セカンドボールへの反応、ミスをしたときのリアクション、帰陣の早さ。勝ちたい意欲によって色濃く反映された一つひとつのプレーが、次第に“完勝”の二文字を織りなしていく。石井監督が目指すサッカーで相手を凌駕した鹿島が、相手の長所をほぼ消し去る危なげない勝利をあげ、準決勝進出を決めた。

 

 試合は、少しの戸惑いから始まった。

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