「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】ぐうの音も出ない完敗。選手を信じる石井監督の特長が裏目に/YNCグループステージ第2節神戸戦(2016.03.27)

 完敗である。14年に等々力で川崎Fに蹂躙されたとき以来の大敗だ。レアンドロ、ペドロ・ジュニオールという強力2トップを擁する神戸の攻撃陣に、キャリア2度目となるCB(※4バックでは)でプレーした西大伍が奮闘した部分はあったが、さすがにCB2FW2の同数を守れるほど甘くはなかった。

 ただ、西が力不足を感じる必要はないだろう。不慣れなポジションでよくやった方だ。それよりも、相手がカウンターを狙ってくることに対して、鹿島はあまりにも無防備だったと言わざるを得ない。まるで、西と青木剛のCBコンビにすべてを託してしまうような戦いぶりだったことの方が気になる。試合をどういうプランで戦うつもりだったのかよくわからなかった。

 

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