「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

前の選手をアグレッシブに追い越し、前線からのチェイスに全体が連動させろ/【プレビュー】明治安田生命J1リーグ第29節 松本山雅FC戦

 明治安田J1リーグにおいて、28試合で50得点は、51得点の横浜FMに次いで2位。24失点はセレッソ大阪22失点、FC東京の23失点に次いで3位の成績だ。ルヴァン杯準決勝敗退だけで、そのすべてをなかったことにする必要はない。確かに、選手に怪我人が多く苦しい台所事情は続く。しかし、だからといってやってきたことを自ら否定する必要はどこにもない。失い欠けた自信を取り戻すために、大岩剛監督はやるべきことを具体的に示し、この試合に備えた。

「ルヴァンを敗退して、もう1回リーグ戦に向けて、天皇杯もありますけど、まずはリーグ戦に気持ちをしっかりもっていくこと、意識を向けること。いまいる選手でしっかりと自分たちのやるべきことを継続してやっていくこと。そして、これは毎試合言ってますけど、120%戦う姿勢を見せることを言いました」

 紅白戦のなかでも監督の指示を表現しようという選手たちの姿勢は顕著だった。

 

(残り 1267文字/全文: 1668文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ