デイリーホーリーホック

J2第8節ファジアーノ岡山戦 「成熟と新たな刺激。チームのさらなる可能性を感じさせた今季2度目の逆転勝利」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

選手交代で流れを引き寄せて逆転

流れを引き寄せたのは55分。投入された平野佑一と奥田晃也が中盤で絶妙な関係を築いてボールを動かしたことによって、それまで打開できなかった岡山のプレスを弱めながらボールを前進させられるようになっていった。そして、61分に松崎快が投入されると、右サイドでボールを引き出し、柳澤亘や奥田が湧き出るように駆け上がり、厚みのある攻撃を繰り出した。

岡山の勢いに押されて劣勢を強いられたものの、3人投入以降はほぼワンサイドゲームのように水戸が押し込む展開が続いた。70分に中央に切り込んだ松崎から中央突破を狙い、安藤瑞季からのラストパスを受けた中山仁斗が冷静にゴールに流し込んで同点に追いつく。その後もバリエーション豊かな攻撃で岡山ゴールに迫り、90分、連続縦パスで岡山センターバックを食いつかせて空いた中央のスペースに走り込んだ松崎へ森勇人がスルーパス。GKとの1対1を松崎が冷静に決めて、逆転に成功した。

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