横浜本牧フットボールマニアックス

日本に残ったミャンマー代表GK、ピエ リアン アウンとの出会い【コラム】

2021年7月7日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

ピエ リアン アウンと出会った。彼は7月7日から9日までの3日間、Y.S.C.C.の練習に参加。出会ったのはその初日、7日である。

彼は、ミャンマー代表のGK。5月28日に行われたワールドカップアジア2次予選のため来日した。その時、彼は母国・ミャンマーで起きているクーデターに対し、自らの意思で3本の指を立て抗議。その覚悟を示した彼は祖国には帰らず、日本に留まった。

そのアウンがボールをキャッチしている。

「ミャンマーリーグも休んでいましたし、試合から離れていました。自分自身15日以来トレーニングがなかったので、すべて反省点ばかりです」

そう話すアウンが、汗をかいている。また「久しぶりにトレーニングをしたと言っていたので身体は重そうでしたけども、一緒にボールを蹴れたので良かったと思います」と、彼に付き添った飯高GKコーチも汗をぬぐう。その様子を見ていた吉野次郎社長は、「最初は緊張していたと思いましたが、途中から爽やかな笑顔を発していたところを見ると良かったなと思います」と微笑んでいた。

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