横浜本牧フットボールマニアックス

前半27分、混乱の予兆【J3第27節・vs岩手】

2021年11月14日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2021明治安田生命J3リーグ第27節
Y.S.C.C.横浜 1―3 いわてグルージャ盛岡
2021年11月14日(日)14:00
横浜市三ツ沢公園陸上競技場:1,110人

[得点]

31′ 岩手 牟田雄祐
45+5′ YS 宗近慧
45+5′ 岩手 和田昌士
47′ 岩手 和田昌士

▼そして彼はまた心に傷を負う

審判を先頭に、選手たちがピッチに入っていく。彼らが踏みしめていたのは、冬の乾いた芝だった。

「流動的に中盤の選手とFWの選手が動いて、収める時は柳の方で、(菊谷)篤資は自由に動く」

佐藤祐太の言葉を借りれば、今日は「0トップ」。そのゼロの位置に柳雄太郎がいる。佐藤の横には山本凌太郎、大外には宮内寛斗と船橋勇真が高い位置を陣取った。そして佐藤は積極的に、前を突いた。

「ボランチの脇、脇本(晃成)選手の脇が空いていたので、そこでボールを受けて前に向ければチャンスになると思っていた」

だが「ボールも人も動くようになってきてそこから崩せる部分も多くなった」のは、「給水明けあたり」だった。

(残り 2843文字/全文: 3308文字)

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