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やったぞ、リヴェルン!(海江田哲朗)

タグマ!サッカーパック』の読者限定オリジナルコンテンツ。『アルビレックス散歩道』(新潟オフィシャルサイト)や『新潟レッツゴー!』(新潟日報)などを連載するえのきどいちろう(コラムニスト)と、東京ヴェルディの「いま」を伝えるWEBマガジン『スタンド・バイ・グリーン』を運営する海江田哲朗(フリーライター)によるボールの蹴り合い、隔週コラムだ。
現在、Jリーグは北は北海道から南は沖縄まで58クラブに拡大し、広く見渡せば面白そうなことはあちこちに転がっている。サッカーに生きる人たちのエモーション、ドキドキわくわくを探しに出かけよう。
※アルキバンカーダはスタジアムの石段、観客席を意味するポルトガル語。

 

(C)TOKYO VERDY
東京ヴェルディの新たな顔であるリヴェルン。マスコット総選挙初出場で、いきなり15位となる大健闘を見せた。

 

やったぞ、リヴェルン!(海江田哲朗)[えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』]五十一段目

 

■新しい生活習慣

「清商でサッカーをやってましてね。県選抜までいったんですよ」

タクシー運転手の話を聞きながら、自分は日本有数のサッカーどころにきたのだと静かに興奮していた。なお、名波浩や小野伸二などの名選手を輩出した清商(キヨショウ)、清水商業高校は学校再編統合により、現在は清水桜が丘高校と名称を変えている。

今年、東京ヴェルディは2月5日から静岡県の清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)でキャンプを張った。例年、沖縄の西原町でプレシーズンの準備を進めるが、財政的な事情により見送らざるを得なかった。

還暦に近いだろう運転手の話は続く。
「静岡は全国大会より県予選を勝ち抜くことのほうが大変。それで自分も勉強もせずにボールばっかり蹴っていて」

定番の静岡自慢である。生で聞くのは初めてだ。やはり現地の人から聞くと、言葉の重みが違う。
「あ、そうだ、J-STEP近くの庵原(いはら)地区。昔はあそこが特にサッカーの盛んな土地でね。いい選手が何人も出ています」

もうすぐ清水駅に到着しそうだが、運転手の話は終わりそうにない。この地のサッカーを語るのに、十数分の乗車時間はあまりに短すぎた。

おっと、話に夢中になっていて、うっかり忘れるところだった。Jリーグ公式アプリ『ClubJ.LEAGUE』を起動させ、ポチッとクリックする。

年に一度の祭典『Jリーグマスコット総選挙2021』の真っただ中。1日1票が僕の日課だった。

 

■いつのまにかリヴェルン推しに

今回、東京Vは新マスコットのリヴェルンが初出場。長年、看板を張ってきたヴェルディ君は選対本部長として後方支援に回った。


リヴェルンが誕生したのは、新型コロナウイルスの影響でJリーグが中断していた昨年5月4日。世間がそれどころではないタイミングで、ひっそりと世に出た。このあたりの間の悪さは、東京Vならではである。

リヴェルンの登場は、第9回を迎えたマスコット総選挙の歴史が一因となっている。ヴェルディ君の残した過去の足跡がこれだ。

2013年 21位
2014年 35位
2015年 18位
2016年 38位
2017年 41位
2018年 22位
2019年 46位
2020年 49位

なぜか18位に食い込んだ2015年を除き、軒並み20位以下。特に近年の不振ぶりは目を覆わんばかりである。つま先から頭のてっぺんまで噛ませ犬(鳥だけど)に慣れきっていた。

そこで、クラブは一念発起。子どもから愛される新マスコットを生み出すべく、開発に着手している。

正直、僕にとっては関心の薄い分野だったが、関係者を取材し、『スタンド・バイ・グリーン』で「リヴェルン誕生秘話」をまとめてから見方が変わる。

 

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