Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

育成について「フットパスによってクラブ毎の具体策の青写真を描き始めたのが2018年の大きな出来事(Jリーグ・村井チェアマン)」~J.LEAGUE PUB Report 2018発行報告会より~(2)

2018年12月19日、JリーグはJFAハウスにて、J.LEAGUE PUB Report 2018 発行報告会を開催した。

PUBとは・・・
「Participate」(参加して)
「Understand」(理解して)
「Build」(共につくる)
の頭文字で、さまざまな角度から眺めたオンザピッチやオフザピッチ客観的なデータや重要戦略の進捗を振り返り、それらの変化の兆しなどをまとめている。(PUBレポートサマリー資料より)

PUBレポートはこちら

今回から数回に分けて、村井満チェアマンの説明を追いながら、PUBレポートについて見ていきたい。


○村井満Jリーグチェアマン
まず育成に関しては、JJPプログラムということでJFAと協働で出資して、育成に舵に切っていこうということでした。今年も3名海外に一年間指導者派遣を行いました。


イングランドのウェストハムにC大阪の田島さん。この間イングランドに行って話を聞きましたが、ものすごく評価が高かったです。1年間の限定でしたが、向こうに欲しいと言われるほど、しっかりとチームに食い込んでいます。(東京Vの)富樫さんも(スペインの)レアル・ソシエダに行っていますが、東京Vは定期的に派遣していこうということでした。柏の松本拓也GKコーチはドイツ(1.FCカイザースラウテルン)に行っています。今年は3名でしたけど、累計7名まで来ています。


指導者だけではなくて、チーム単位での海外への派遣も行っています。J1の54クラブの中ののべ80チームです。1つのチームの中で2チーム、U18の世代とU15の世代という場合もあるので、延べで言うとクラブ数を超えています。JJPが始まってからのべ225チームの育成チーム、選手4000名、指導者を900名海外に派遣しています。

(残り 1229文字/全文: 1970文字)

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