【レビュー】 J1 第22節 清水 vs 柏「指揮官の選手起用と講じた策が的中し、今季最多タイの4発快勝劇」 -1962文字- (2017/08/14)
明治安田生命J1リーグ第22節
清水 1−4 柏
得点者:45分 伊東純也(柏)、52分 クリスティアーノ(柏)、54分 鎌田翔雅(清水)、66分 武富孝介、79分 クリスティアーノ(柏)
●スタメン
GK中村航輔、DF小池龍太、中谷進之介、中山雄太、ユン ソギョンMF大谷秀和、小林祐介、武富孝介、伊東純也、FWクリスティアーノ、ハモン ロペス
事前のスカウティングが勝敗に影響するウェートは大きい。ただ、詳細なスカウティングで相手の出方を分析したとしても、選手が授けた策を実行できなければ、その効果は無力と化す。
今回の清水戦は、そのいずれもが噛み合った試合だった。
「金子選手と長谷川選手が非常に能動的で、かなり良いプレッシャーをかけてくるので、いつも以上に数的優位を作るためにボランチを落とし、その代わりにSBが高めに取ることを考えた」(下平隆宏監督)
ビルドアップを優位に進めるために4−2−3−1を3−4−3に可変させ、高い位置を取る清水の両SBの背後を取る。そこを踏まえてハモン ロペス、武富孝介、ユン ソギョンの起用。
「自分たちがポジションをずらしていけばCB間が割れたり、CBとSBのスペースが広がるのはわかっていました。そこにJ(伊東)、クリス、ハモン、スピードに特徴のある選手を使ったら相手にとっては嫌だと思う」(大谷秀和)
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