「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

今季公式戦最多得点も、点差が示すほど楽な戦いではなかった/天皇杯2回戦 柏 vs 岩手【レビュー】

第99回天皇杯2回戦

柏 4−0 岩手

得点者:23分 手塚康平(柏)、66分 江坂任(柏)、75分 江坂任(柏)、細谷真大(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF小池龍太、染谷悠太、田上大地、古賀太陽、MFヒシャルジソン、手塚康平、クリスティアーノ、菊池大介、FW瀬川祐輔、江坂任

 

天皇杯の初戦は非常に難しい。他会場に目を移せば、湘南、札幌、名古屋、松本というJ1のチームも下部カテゴリーのチームに敗れている。

ネルシーニョ監督も「天皇杯は予測不可能、何が起きてもおかしくない、いつ何時サプライズが起きてもおかしくない大会」と認識し、試合前には選手にも強調して伝えた。もちろん選手たちも油断していたわけではないだろうが、「我々としましてはどこまでできるかトライをする。我々ができることを最大限やる」(岩手・菊池利三監督)という意識を持って向かってきた岩手のプレッシャーに、試合開始直後から押し込まれる展開を強いられた。

柏は、リーグ戦の直近2試合、千葉戦、山形戦と比べると、選手の距離感とそれぞれのポジショニングが明らかに良くなかった。

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