取り戻した守備の安定が快勝を生む。ラストスパートへ向けて大きな1勝/J2 第37節 千葉 vs 柏【レビュー】
明治安田生命J2リーグ第37節
千葉 0−3 柏
フクダ電子アリーナ15:03KO
得点者:19分 三原雅俊(柏)、22分 瀬川祐輔(柏)、61分 三原雅俊(柏)
●スタメン
GK中村航輔、DF高橋峻希、山下達也、染谷悠太、古賀太陽、MF三原雅俊、ヒシャルジソン、クリスティアーノ、瀬川祐輔、FWオルンガ、江坂任
この試合における最大のポイントは、瀬川祐輔を7試合ぶりに左SHで起用し、ヒシャルジソンを5試合ぶりにスタメンで起用した布陣である。
その狙いについて、ネルシーニョ監督は会見の場で核心には触れず、質問に対してははぐらかす回答をしたが、それでも試合の総括では「前節は守備のところでてこずった流れがあったので、今回は守備を固めて攻撃に出ていこう、そのためにしっかりポゼッションをしていこうと選手に伝えたうえでピッチに送り出した」と振り返っていること、さらに実際に起用された瀬川自身の「前線からの守備もあってSHに戻ったというのも聞いている」という言葉を踏まえれば、前節の水戸戦みならず、直近の6試合で10失点を許している守備の改善を目論んだ狙いがあったのは間違いないだろう。
11連勝中に近い布陣に戻したことによって、柏は最近の試合ではなかなか見られなかったバランスの良さと、守備面の安定感を取り戻した。
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