「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

数多くのチャンスを作った。あとはどうやってネットを揺らすか/YBCルヴァンカップ GS-1 柏 vs 横浜FC【レビュー】

YBCルヴァンカップ グループステージ第1節

柏 0−1 横浜FC

三協フロンテア柏スタジアム 18:03KO

得点者:51分 伊藤翔(横浜FC)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF高橋峻希、大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、MFヒシャルジソン、椎橋慧也、瀬川祐輔、FW江坂任、クリスティアーノ、呉屋大翔

 

試合後、会見に応じるネルシーニョ監督の表情は比較的穏やかだった。

その点は、監督自身が「本来敗戦を喫したときは、非常にフラストレーションが溜まる試合展開が多いが、今日はピッチに入った選手が再三チャンスを作り、良いテンポで最初から最後まで戦い抜いて、攻撃の手を緩めずに戦ってくれたゲームだった」と振り返る言葉にも表れているとおり、準備してきたものは発揮できたという部分で、ピッチで選手が見せたパフォーマンスに関しては及第点以上のものを与えたのだろう。

リーグの開幕戦に続き、このルヴァンカップ初戦も非常に良い入りをした。

システムをC大阪戦の4−3−3から、呉屋大翔と瀬川祐輔が2トップを組む4−4−2(もしくは4−2−3−1)に変えたこの試合。C大阪戦では攻撃から守備に切り替わった際に相手のSBに起点を作られることが多かったのに対し、今回はサイドに江坂任とクリスティアーノを配置したことで誰がアプローチにいくかが明確になり、開幕戦と比べて守備面が安定した。

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