「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

根本的な問題は前節から何も改善されず…/J1 第19節 柏 vs 浦和【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第19節

柏 0−2 浦和

三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:64分 宇賀神友弥(浦和)、81分 柴戸海(浦和)

●スタメン

GK佐々木雅士、DF高橋峻希、高橋祐治、大南拓磨、古賀太陽、MFヒシャルジソン、ドッジ、瀬川祐輔、クリスティアーノ、FWイッペイ シノヅカ、アンジェロッティ

 

悪い流れをホームで断ち切りたい。そんな選手たちの思いの表れか、序盤は高い位置でのボールカットから何度かフィニッシュへ持ち込む形を作った。

僕が入ったらとにかく人よりも走って、セカンドボールを拾って、当たり前のことを当たり前にやるというか、戦術云々の前にサッカー選手の大事な部分を90分間出せればいいと思った」

試合前の仲間隼斗のアクシデントで、急遽スタメンでの出場となった瀬川祐輔は、その言葉どおり前節の試合ではチームから見られなかった引き出す動きをはじめ、相手へ素早く寄せることや強度、さらにプレスバックをするなど、彼らしい献身的なプレーを見せた。

ただ、チーム全体として前節の広島戦から何かが大きく変わったのかと言えば、残念ながら根本的な問題点は何も改善されていない。

(残り 1282文字/全文: 1776文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ