サッカーの羅針盤

【沖縄合宿】[川崎フロンターレvsギラヴァンツ北九州]TMフォトレビュー:脇坂泰斗コメント付

沖縄で合宿をしている川崎フロンターレはギラヴァンツ北九州を迎えて45分×3本のトレーニングマッチを行いました。

1本目:2−0(登里亨平、脇坂泰斗)

2本目:1−1(加藤弘堅、イサカゼイン)

3本目:2−0(旗手怜央、田中碧)

合計スコア5−1という結果でした。3トップで攻撃の幅を取りながら立ち位置で優位をとる新スタイルのチャレンジしているフロンターレですが、完成度はまだまだ改善の余地があるものの、基本技術の高さと選手たちの適応力には目を見張るものがあります。

またベースは欧州主要リーグで流行している”ポジショナルプレー”の原理を取り入れながら、サイドバックは中央にあまり絞らない、最後はスモールエリアのワンツーなどを活動するなど、フロンターレらしさも目に付きました。

1本目と2本目は大幅にメンバーを入れ替えましたが、新加入選手が多かった2本目は機能性という部分でやや落ちてしまったことは反省材料で、2本目でキャプテンマークを巻いた脇坂も若手主体のチームでさらにリーダーシップが必要であることを語っていました。

ただ、その中でも大卒ルーキーのイサカゼインが同じくルーキーの旗手怜央のアシストからゴールを奪うなど、フレッシュな輝きが目立った2本目でもありました。

一方の北九州も浦和レッズとのTMでいきなり後手を踏んでしまった反省を生かし、高い位置からボールを奪うスタイルを押し出しながら、自陣でも粘り強さを発揮し、1本目から何度かチャンスも作りました。しかし、そこからフィニッシュに持ち込む決め手を欠いたことは次に向けた課題でしょう。

お互いに3日のトレーニングマッチから中2日で計135分だったので、体力的にもトップコンディションとは言い難い状況でしたが、狙いが見られて興味深い試合でした。

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