サッカーの羅針盤

【フクロウの時報】武蔵のオファーは想定内。武蔵と共に目指してきた海外移籍。「クラブとしてはどうしたら実現できるかというスタンスで交渉中」

8月13日、北海道コンサドーレ札幌のエース・鈴木武蔵のベルギー移籍が報じられ、それを受けて、クラブからオファーがあったことを肯定するリリースが出された。

本日の鈴木武蔵選手に関する移籍報道について

ベルギーリーグではシント=トロイデンが日本人選手の“窓口”的な存在になっており、現在は元鹿島の鈴木優磨をはじめ、元ガンバでオランダのトゥエンテにいた中村敬斗、元清水の松原后などが在籍している。

また、元神戸の森岡亮太がべべレン、アンデルレヒトを経て現在はシャルルロワに在籍。新シーズンの開幕戦ではゴールを挙げた。

そして、ベルギーの名門ゲンクで着実に価値を高めているのが伊東純也。持ち前のスピードに上手さを加え、完全移籍に。20代半ばで欧州に渡った選手としては最も成功している一人であり、鈴木武蔵にとっても格好の指標だ。

また、東京五輪の有力候補である元川崎、札幌、マリノスの三好康児もアントワープで着実に出番を増やし、評価を高めて完全移籍を勝ち取った一人だ。

もともとワールドスタンダードでも見劣りしないほど身体能力が高く、さらに札幌で攻撃ビジョンを高めた鈴木武蔵にとって、ベルギーは欧州最初の挑戦の地としては理想的だ。

あとは言葉や生活面など、オフ・ザ・ピッチでいかに順応するかがテーマになるが、明るい性格で、ある種のいじられキャラでもあるため、あまり心配はないだろう。日本代表のチームメートである先人たちが多くいるのもメリットだ。

「ぜひ札幌に」と武蔵に声をかけたときから、“日本代表入り”と“海外移籍”を視野に入れていたと明かした三上大勝GM。移籍交渉の現状や武蔵との会話、そして、気になる今後のチームについて語った。

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