サッカーの羅針盤

【06ジャパン】[U−15日本代表]埼玉の町クラブから清水へ。成長を加速させる矢田龍之介の前向き思考

広山望監督が率いる”06ジャパン”U−15日本代表は来年のアジア選手権、さらに23年のU−17W杯に向けて強化を重ねており、過去数回でも多くの有望なタレントが招集されています。

そうした中で2006年生まれでありながら、1つ上のU−16日本代表も経験するなど、飛躍の道を突き進んでいる選手がいます。MF矢田龍之介。所属は埼玉県の町クラブである1FC川越水上公園。と言っても一般的にそれほど知られていないと思いますが、注目に値する取り組みをしている意欲的な町クラブです。

”ワンエフシー”の通称を持つクラブは順天堂大学と提携して、順天堂大学サッカー研究室×川越水上公園×スポーツクリエイト(1FCの運営会社)の3社の共同事業という形で創設されており、個人の技術アップと人間力育成に重きを置いているのが特長である、大会でチームとして結果を残す以上に、個人の特長をしっかりと伸ばすということを主眼に置いているようです。

そうした環境で3年間を過ごした矢田龍之介は浦和レッズユースとの試合でもボールを持つ前の準備、持った時の姿勢と落ち着き、配球の正確性といった部分が全国的なエリートの集まるチームの中でも際立っていました。

来年からは清水エスパルスユースに加入が決まっているという矢田龍之介ですが、大宮アルディージャのジュニアユースに落ちて、ワンエフシーに入ることを決めたと言います。体格は171cmと、大柄な選手が多い今回のチーム内では小柄な部類に入りますが、ピッチ上では立ち姿勢が良く存在感があります。なぜアンダーの代表レベルで継続的に招集されるまでになったのでしょうか。

 

矢田龍之介(1FC川越水上公園)

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