サッカーの羅針盤

【サックスブルーの歓喜】伊藤彰の意図を明らかにする:YOUTUBE公開の1/26午前練習

ジュビロ磐田は鹿児島で合宿を行っています。26日の午前には現地に来られないファンサポーターのために練習風景がYOUTUBEで公開されました。

感想としては戦術的な要素も含まれた練習をこれだけ見せてくれるのは有り難いということ。もちろん、まだチームのベース作りでこれからトレーニングマッチも重ねて、開幕戦まで完成度を上げていくわけですが、基本何かと隠したがるタイプの監督ではないということも伝わりました。

その中で伊藤彰監督がどういったことを意図してトレーニングメニューを組み、指示を出していたのでしょうか。今シーズンのジュビロを展望するヒントも多分に含まれたメニューを筆者なりの視点で解説します。

①ウォーミングアップ・トレーニング

フベロ体制の時に来て、そのままジュビロに残っているパラグアイ人のヌニェス・フィジコによるメニューで、伊藤彰監督は完全に信頼して任せています。

ここではフィジカル強化よりも神経系を上げる目的が強く、特に膝周りに軽い負荷をかけることで、その後の強度の高いトレーニングをしても、怪我をしにくい状態をセットアップする意図があります。

ここで何かを強化するより、あくまで神経系と心肺機能、バランス感覚を上げて、メインのトレーニングを怪我なく高いパフォーマンスでやるためのものです。

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