サッカーの羅針盤

【砂岩の魂】エドゥが去っても、サガン鳥栖には”兄貴”がいる。小泉慶が発するリーダーシップ

エドゥアルドのマリノス移籍。読谷村の最終日を前にしたチームにも少なからず動揺が走ったはずですが、こういう時こそ残ったメンバーの奮起が問われると同時に、それが躍進へのブレイクスルーにもなり得ます。

”兄貴”こと小泉慶は新潟、柏、鹿島などでも見せてきたように、もともと闘争本能とリーダーシップに溢れる選手ですが、キャプテンの電撃的な移籍もしっかりと受け止めて、前向きなものに変えて行くメンタリティを感じさせます。

「監督も替わって、選手も主力が抜けたりと色々ありましたけど、新しい選手も入ってきて、本当に1からのスタートというところで。監督が替わったので新しいサッカーというものも取り組んでいるところはありますけど、鳥栖のサッカーのベースである戦うだったりは変わらないので。ただ、練習試合も何試合かやって、そこで手応えだったりキャンプから取り組んでいる形で、去年には無いゴールパターンもあったので。そこの手応えを感じています」

そう語る小泉慶にエドゥアルド移籍に立ち向かい、乗り越える意識を聞きました。

ーーエドゥアルド選手が抜ける影響は小さくないと思うんですけど、そこで小泉選手が果たして行く役割も逆に大きくなるんじゃないかなと見ているんですけど、自分ではどう感じていますか?

本当に、もちろんエドゥの移籍は僕自身も予想外でしたし、チームにとっても予想外のことだったと思うんですけど、ただ、もうエドゥがいないからというのは言っていられないので。本当に僕も今年27で、サッカー選手としても若くない年齢だし、鳥栖は若い選手が多いチームなので。やっぱり言うところは言わないと行けない立場も感じています。

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