【維新の風】名塚監督に聞く。なぜ甲府戦の失点が起きてしまったのか。アラートさの意味を問う。
レノファ山口は前節ヴァンフォーレ甲府と1−1で引き分けましたが、立ち上がりの2分に右サイドの兒玉澪王斗と眞鍋旭輝の背後を破られたところから、マイナスクロスをウィリアン・リラに1対1で決められたシーンはレノファからすると、非常に勿体ないものでした。
ただ、これまでの試合でも何度かやられている形であり、名塚監督は次の長崎戦に向けても、しっかりとトレーニングしていきたいと語ります。
ただ、実際は理屈で選手たちが分かっていても、ちょっとした隙から起きてしまっている現象でもあり、端的に言えば集中が切れてしまっているという話になりますが、そこを指揮官はどう考えているのでしょうか。
名塚善寛監督に聞きました。
ーー失点の時にラインコントロールというお話をしてましたけど、プレスをかけていく人間と後ろでラインをコントロールする人間、それから相手の守備をストレッチさせて裏を狙うプレーがバチっと合っちゃった感じで。ああいうシーンてやってる中ではあると思うんですけど、それがいざ起きたあとの対応が悪かったのかなと。中央の選手にもスピードがどうこうの前に、立ち位置で裏を取られていたので。サイドをえぐられた時点でオフサイド も無いですけど、あのシーンをどう見ていましたか?
あの、やっぱりコンパクトにしようよって言ってるので。バックパス、横パスに対しては小まめにラインをキープする、押し上げるというのはやってるんですけど。ああいう状況で、プレッシャーの緩さもそうですし、ボールホルダーの状況を見て。蹴れる状況だとラインを止めなきゃいけない。
止めて蹴られたらラインの背後をケアする。それはやってきたつもりなんですけど、全く揃ってないし、もっと言ったら蹴られた後も半秒間か下がることもしなかったので。そういうところも含めてフィードバックしました。
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