「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第15節 川崎vs清水 中村憲剛の2得点、阿部浩之の技ありゴールで快勝。無失点で西城秀樹さん追悼試合に華を添える

■ハーフコートゲーム
本来あるべき歓声が、止む。動きを止めた空間に、風の音と子供の声だけが存在した。恩人に対する弔慰を示す静謐な儀式が、この試合の特別さを際立たせた。

一人ひとりの思いを載せた時間が歩みを回復させ、空気が振動を再開させる。試合が始まる。

立ち上がりの清水は勇敢だった。最前線のクリスラン、北川航也がスタートさせたプレスに対し、2列目以降の選手が追随。中盤に入った川崎フロンターレのボールホルダーを前後から挟み込もうと試みた。

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