「川崎フットボールアディクト」

【レポート】天皇杯2回戦 川崎vsソニー仙台 0−2の冷や汗の展開を指揮官の静かな怒りで挽回。逆転勝利で3回戦に進出

■ハーフタイム
ハーフタイムの鬼木達監督は怒っていたという。

もちろんJFL所属のソニー仙台に前半だけで2失点を喫していたのだからその気持ちもわかる。

たとえば谷口彰悟は「たぶん、相当怒ってました」と振り返る。断定ではないのは「怒鳴ったりはしなかった」からだ。怒鳴らずに感情を押し殺しながら「後半どうやって行くのかというところを伝えてました」と鬼木監督の様子を伝える。

「怒ってましたが、何ていうんですかね。感情を表にだすんじゃなくて、1点ずつ返して。このままじゃ終われないだろうという。うちに秘めてましたね」と話すのは長谷川竜也。

怒りの感情を押し殺していたのは、2点を挽回するために必要な対策。すなわち選手たちに指示を伝える必要があったから。結果的に45分で3点を奪うのだから静かな怒りは功を奏したことになるのだが、それにしてもきわどい試合だった。試合後の勝利監督インタビューは逆転勝利の監督とは思えないトーンで始まっており、不甲斐ない試合との思いは試合後も続いていたのだろう。

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