「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第29節 鹿島vs川崎 絆と感謝、責任の末の勝ち点1。チーム力を示し首位をキープ

■小林悠と中村憲剛
冷たく突き放して聞こえるのか、思いがこもった言葉なのかは二人の関係による。

そうした言葉の一つが鹿島戦後に聞かれた。中村憲剛が小林悠について話したときのこと。

「決めてたら楽だったな、というのはありますよね。湘南戦もそうですし、今日もそうですが。(でも)それもチームだから」と話す憲剛は「あいつがPKを蹴ると決まっている以上、あいつが決めるも外すもあいつの責任だし」と言葉を続ける。少々突き放した言葉にも聞こえるが、彼らの普段の関係性を踏まえれば真意は理解できる。ただしこれは首位が3位と対戦する注目の公式戦直後のこと。試合後のミックスゾーンには普段にはない顔が増えてくる。だから憲剛は「それは冷たく言ってるわけじゃなく信頼しているからこそで。今までも点を取って救ってくれた試合もありますしね」との言葉を添えた。

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