「川崎フットボールアディクト」

田中碧やレアンドロ・ダミアンの活躍も実らず。勝利目前の失点で悔しい引き分け/J1 第3節 横浜FMvs川崎【レポート】

J1 第3節
3月10日(日)(14:03KICKOFF/日産/36,216人)
横浜FM 2 – 2 川崎

■田中碧
劇的な展開に、試合後の選手の足取りは重かった。ラストプレーで失った勝ち点2は大きかった。

それぞれの選手に良し悪しが交錯したがその筆頭が田中碧なのは異論はないはず。90+5分のCKの場面、同点ゴールを決めた扇原貴宏のマーカーは田中だった。その田中の試合についてのコメントは「結局あれがなければ勝てましたし。そういう意味では自分の責任かなと感じてます」というもの。失点の責任を背負い込む発言だった。

ただ、この試合の田中のプレーぶりは素晴らしく、ラストプレーになったCKの直前までは見事な働きだった。試合開始前のロッカールームでの円陣が終わった後、急遽大島僚太に代わり先発することになった田中は、鬼木達監督の期待に応えていた。

前半4分のレアンドロ・ダミアンの先制点をアシストするスルーパスを通して大仕事をやってのけると、守田英正とともにフロンターレの中盤をコントロール。ベンチスタートの中村憲剛、小林悠に大島を欠いていると思えない試合内容を実現させた。

「チームの狙いどおり、前から行くというのは練習でやってたので。そういった意味ではしっかり奪って縦に早く展開して点を取れたのは良かったかなと思います」と先制点のアシストについて振り返る田中は、突然の出場について次のように述べている。

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