「川崎フットボールアディクト」

攻撃的な姿勢でリードを保つ。殴り合いを制し最終戦を勝利/J1 第34節 札幌vs川崎【レポート】

J1 第34節
12月7日(土)(14:03KICKOFF/札幌ド/26,399人)
札幌 1 – 2 川崎


■鮮やかな先制点

わずか43 秒での先制点は、試合前に選手たちが口にしていた札幌対策を忠実に実行した結果とも言える。札幌のキックオフで始まった試合は、フロンターレの前線からのプレスに対し、札幌が深みを取ってボールを回す形で進行。

札幌のキープレヤーとしてその名前が上げられていた福森晃斗に対し家長昭博がプレス。この結果、福森の縦パスはその精度を多少落とした可能性がある。ターゲットは札幌のもうひとりのキープレヤー、チャナティップだった。チャナティップにボールを収められるのは面倒だったが、マーカーの山村和也はインターセプトを試みてボール奪取に成功する。

山村はチャナティップからの守備を外しつつボールを前方に運んだ。このフェーズで局面を変えたのがバックパスを受けた谷口彰悟の縦パスだった。札幌の選手たちは谷口にプレスをかけており、その逆を突く仕掛けのパスでフロンターレはスピードアップ。札幌の選手たちを置き去りにした。あとは脇坂を中心にしたパスワークで札幌の左サイドを攻略。小林のゴールにつなげた。

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