「川崎フットボールアディクト」

厳しいコンディションの中、堅い相手をどう崩すのか。13連戦最後の試合はリーグ戦17試合目。節目の試合で勝利を/J1 第16節 川崎vs広島【プレビュー】

今節の広島戦を終えてリーグ戦は17試合を消化。今季のリーグ戦34試合の半分を終えることになる。また、長かった13連戦もここで一区切り。節目の試合ということで、勝利して終わりたいところだ。

ポイント1「気になるコンディション」
ポイント2「メンバー編成」
ポイント3「堅い、広島」

■ポイント1「気になるコンディション」
うまくローテーションはしていたが、それにしても選手たちに疲れがたまっていたのは間違いない。神戸戦での選手のコンディションについて、鬼木達監督は率直に述べている。

「単純に疲労はあったと思いますね」

それは神戸戦の1試合前が横浜FM戦で、その反動も多分に見られたからだった。

「(神戸の)前節のマリノスへの思いというのは、選手の言動とかからも聞こえてきてたので。そういう意味で言うとそこに対する思い。チームとしてもそうですが、個人個人がかなりのウエイトを置いてやってたのかなと思います」(鬼木監督)

コロナ禍の取材環境では選手個々の生の声を拾うのは難しいが、横浜FMに対しては昨季在籍の選手には強い思いがあったという。たとえば神戸戦直後の谷口彰悟が次のように語っている。

「昨季のホーム最終戦でやられたのは去年から居る選手は特に忘れてる人はいないでしょうし、個人としてもすごい悔しいゲームだったなというのは今でも思い出せるような試合だったので。本当に、勝ちたいなという気持ちが今日(神戸戦)は強かったですし、みんなそういう気持ちはあったと思います」

昨季ホーム最終節の横浜FM戦については、今季加入の三笘薫もTV観戦でその悔しさを体感済み。だからこそ、倒したいとのチームの空気に入って行けていたという。

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