「川崎フットボールアディクト」

引き分けた前節を反省し、勝利を目指す一戦。代表招集された4選手の活躍にも期待/J1 第6節 vs浦和【プレビュー】

前節対戦した神戸は、J1では唯一3月20日の土曜日に札幌と対戦した。前半終了間際の2本のPKで2失点すると後半開始早々にも1失点。アウェイながら0−3と厳しい状況に。これはフロンターレとの劇的な試合展開が悪影響を及ぼしたのだろう、などと考えていた。ところが神戸はそこから反撃を開始。67分までに3点を奪い同点に追いつくと、試合終了間際には逆転ゴールまで決めてしまう。本質的には神戸の選手たちの諦めない気持ちの結果なのだが、と同時にフロンターレ戦で燃え尽きてしまったのではないか、などと考えた事を反省。改めて、サッカーは何が起きるかわからないということを再認識させてもらった。

ということで浦和戦だ。連戦最後の戦いということで前節の引き分けを引きずらない戦いが求められる。そんな試合に向け、以下の点について論じたい。

ポイント1「切り替えて臨む一戦」
ポイント2「新監督の浦和」
ポイント3「山根と旗手が語る展望」

■ポイント1「切り替えて臨む一戦」

フロンターレに連勝記録が止まった影響が多少なりとも出る可能性は否定出来ないが、意識を切り替えるには十分の時間があったのは間違いない。この点について鬼木達監督の総括は前向きだった。

「まず一番に目を向けるべきところは、やっぱり自分たちが得点機会で2点目3点目、もしくは先制点をもっと速く取れるチャンスがあった時に取れなかったこと」

鬼木監督はまず攻撃について言及。さらに後半アディショナルタイムの試合の進め方について指摘する。

「二つ目はやはりロスタイムもう本当にその、アディショナルタイムのところだけだと思っていて」と話す鬼木監督は、試合を終わらせる必要があった時間帯に「自分達のやるべきこと、やらなくちゃいけないことが、少しぼやけてしまった」のではないかと振り返る。

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