「川崎フットボールアディクト」

「力のあるマリノス相手に勝てた」開幕戦が今季の原点。スピードの攻撃陣に予測で対抗したい/J1 第38節 vs横浜FM【プレビュー】

この横浜FM戦でリーグ戦は終了。フロンターレはすでに連覇を決めているが、個人タイトルやチームの数字、天皇杯など気を引き締め直す材料には事欠かない状況だ。相手は2位の横浜FMということで簡単な試合にはならないと思うが、その試合について以下の点で展望していく。

ポイント1「中村憲剛不在の初戦」
ポイント2「ソンリョンのこだわり」
ポイント3「勝利の上にある得点王」
ポイント4「速さには予測で対抗」

■ポイント1「中村憲剛不在の初戦」

鬼木達監督は優勝した今季、まだ試合は残っているがと前置きして「いい時もあれば苦しいときもあって、そういう意味で言うと、本当に成長の見られる1年だったと思うし、リーグ戦だったと思う」と発言。ACL蔚山遠征後の5連戦に言及しながら、この1年の原点は、もしかしたら開幕戦にあるのではないかと、思い始めたのだという。

「本当に冷静に振り返ってみると、第一戦、マリノスとの戦いっていうのは、本当最近になって自分の中で、もしかしたらこのゲームが、開幕戦が、すごくこのチームにとって大きな勝利だったのかなと、いうふうには改めて思うところがあって」

その理由は「中村憲剛というね、本当に偉大な選手が引退した後の、リーグの一発目というところ」の試合で「そこで負けたり引き分けたりしてきたらね、もしかしたらチームとして本当に難しい状況になったかもしれない」と考えたからだという。

だから、横浜FMとの開幕戦について「力のあるマリノス相手に勝てたということが一つ今年乗り切れた要因でもあるのかなと」指摘する。そして「本当に勝負の五連戦と同じくらい意味のある、大きな試合だったのかなと思っている」のだとして「そういう相手と最後戦えるのはすごく楽しみです」と述べていた。

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