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中野吉之伴フッスバルラボ

【動画】子どもの指導者に求められる能力って?

▼ 年代別トレーニングを掘り下げてみよう!Vol.2 

第一回からだいぶ時間がたってしまった。拙著「年代別トレーニングの教科書」をさらにわかりやすく掘り下げて、かみ砕いていこうと思いながら、なかなか動画制作の時間を作ることができないまま、気がつくと3か月も過ぎてしまった。申し訳ない。

正直に言えば、まだ動画との付き合い方に慣れていない。撮影をして、編集して、アップしてという作業に結構な時間がかかるため、まとまった時間と語ろうという気持ちが高まっているタイミングが合わないと、なかなか踏ん切りがつかないところがあった。「どうせやるならいい作品を作らないと」という気持ちが強くなって、肩に力が入っていたかもしれない。

先日宇都宮徹壱さんとのミーティングで「動画はそう構えちゃダメ。もっと気楽に」というアドバイスをもらったので、これからはもう少し気軽に、自分も楽しむ感じで、お届けできたらいいなと思っている。

▼ Fussball von Morgen

今回は私が長い間、教科書として使っているドイツの指導教本を参考にした。Fussball von Morgenというタイトルの本で、直訳すると「明日のサッカー」。出版は2005年だ。ドイツが育成改革を推し進めるにあたって、より市井の指導者にもその哲学と考え方をわかりやすく伝えたいという思いがあふれている。

今でこそ、「子どものサッカーと大人のサッカーは同じではない」とか、「子どもたちはそれぞれ成長段階があり、その性質・特性を理解したうえで、トレーニングを行うことが望ましい」とか、「小学校低学年くらいまでは少人数での5対5くらいで試合を行うべきだ」というのは少しずつ知れ渡ってきたことだと思うが、これらはすでにすべてこの本に網羅されている。今から約15年前のドイツではすでにそうした取り組みが行われ始めていたのだ。指導者ライセンス講習会など私が実地で学んだ多くのこともまとめられているだけに、いわば年代別トレーニングの教科書の教科書とも言えるかもしれない。

この本の第一章には子どもたちのサッカーのための哲学というタイトルで、現代におけるスポーツのあり方、子どもたちの生活習慣、そうした前提条件の中でクラブチームはどのように子どもたちのサッカーを解釈し、どのように取り組むのかを明確にしていくことが求められている。グラウンドで2チームに分かれてサッカーをして、上手い子だけが活躍して、だけだと、すぐにチームは立ちいかなくなる。なにを、なぜ、どのように、いつから。簡単な形でもいいから、クラブとしてのあり方、指導指針というものを準備していくことが大切なのだ。

特に幼稚園から小学校低学年の子どもたちにとって、そこで出会う最初の指導者がもたらす影響は計り知れず大きい。「〇〇コーチ、大好きー!」だからサッカーの練習に行きたい。そんなファーストインプレッションがあれば、トレーニングへの興味も出てくるし、そこでサッカーを学んでいく環境があれば、どんどんのめりこんでいってくれる。彼らが生涯にわたってこのスポーツを好きでいてくれるかどうか。興味を持って、夢中になってくれるかどうか。将来的に苦しいことがあっても、それ以上の喜びを見出そうとすることができるか。

今回の動画では大人のサッカーと子供のサッカーの違いについて、そして「子どもたちの指導者として何が求められているのか」ということについて、話をさせてもらった。ジュニアで指導に携わられている方、サッカーを始めたばかりのお子さんがいる保護者の方にはぜひご覧になってほしい。

↓ 動画は次ページにあります。

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