中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】物価が上がって泣きそう。ドイツの人はどこを節約する?

こんにちは!水曜更新のドイツ日常コラム「ゆきラボ」です。

先週末(6月18日・19日)のドイツは、6月としては記録的な熱波に見舞われ、フライブルクでは最高気温が37℃まで上昇しました。夏至前後のこの時期は日照時間も長いため、日の出から日没までの間、暑い日差しが容赦なく照りつけてきます。

各国のサッカーリーグ戦がシーズンを終えた今頃の時期は、本来ならばサッカーの欧州選手権やワールドカップが開催されているはずの時期なんですよね。2006年のドイツワールドカップの頃は、安宿ではないそれなりのクラスのホテルですら、チェックインして部屋に行ってみるとエアコンが設置されていない、ということが普通にありました。カフェやバーやレストランでも、冷房が設置してある店の方が少なかったので、冷房のある店は入り口にわざわざ「Klimatisiert!(エアコンつけてます)」と貼り紙をしているくらいでした。

イメージ https://www.photo-ac.com/

そんな貼り紙も最近はあまり見かけなくなり、宿泊施設や飲食店、デパートやスーパーなど、多くの場所では夏の冷房がかなり一般的になっています。ただし一般家庭ではまだまだエアコンのない家のほうが多いです。世界的なインフレが起こり、電気代をはじめ、生活に必要なあらゆる物の値段が上昇している中でもあるので、それでもエアコンの購入に踏み切れる一般の家庭はそう多くありません。たいていは扇風機や、外壁工事の要らない簡易版の冷房装置をつかってしのいでいます。

ドイツの家は気密性や断熱性に優れているので、朝晩の涼しい時間帯のうちに家にこもった熱気を外に逃がし、暑い日中は窓もカーテンも雨戸も締め切って日差しや外気をシャットダウンすることで、一応エアコンなしでも26~27℃程度の室温は保つことができます。ただしこれは9階建てマンションの3階に住んでいる我が家の場合。上層階や一戸建ては日当たりが良い分、建物自体が熱せられてしまった分を冷やすことが難しく、一晩中暑苦しくて寝不足気味という人も少なくないようです。

30℃超えの日は、窓から少し日光が差し込むだけでも暑いのです

さて、先にも書いたように、電気代などの光熱費や食費など、生活に欠くことのできない様々な品物の価格が急速に値上がりしています。野菜や果物などは比較的価格は安定していますが、小麦粉や小麦製品、油脂類、肉類は今年の初めと比べてびっくりするくらい高くなりました。普段我が家で買っているものが具体的にどのくらい高くなったのかを、記憶を頼りに一部ざっくりですがご紹介します。

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