「ゼルビアTimes」郡司聡

【蹴中(しゅうなか)コラム】第7回/中島裕希と中村祐也『“長き沈黙”を破った男たち』

週中(しゅうなか・ミッドウィーク)にあたる水曜日もしくは木曜日にワンテーマコラムをお届けする新企画【蹴中(しゅうなか)コラム】。第7回は“長き沈黙”を破った選手たちにフォーカスしたコラムです。

▼“桜の庭”での歓喜

チームメートは、その瞬間を待ちわびていた。

敵地で“J1昇格筆頭候補”に挑んだ第24節・セレッソ大阪戦の84分だった。日本代表MF山口螢を3バックの中央に配置転換していた相手の混乱に付け入る形で、途中出場の鈴木崇文が中央を切り裂くスルーパスを供給する。そのボールに反応した中島裕希が韓国代表GKキム・ジンヒョンと1対1の状況を迎えると、左足で冷静にC大阪ゴールへと流し込んだ。

(残り 2244文字/全文: 2537文字)

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