「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「われわれより相手のほうが、点を取るべき場面で取ったことでこうした結果につながった」+徳島・リカルド・ロドリゲス監督、秋山拓也、杉本竜士【徳島ヴォルティス戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第17節・6月8日(土)18:00キックオフ
鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム/4,181人
徳島ヴォルティス 1-0 FC町田ゼルビア
【得点者】徳島/75分 河田篤秀

◼︎相馬直樹監督(町田)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは東京の町田からわれわれのことをサポートしに集まっていただいたサポーターのみなさまに遠く徳島までありがとうございましたと、お伝えしたいと思います。一緒に勝利を喜びたかったのですが、非常に悔しく申し訳ないなと思います。

なおゲームのほうですが、選手たちはよく戦ってくれましたし、自分たちの良さをたくさん出しながら戦ってくれました。前半、そして後半もそういうふうに思っています。やはりサッカーというスポーツは、点を取るべき場面で取ることがあらためて大切になるということを痛感しましたし、われわれより相手のほうがそういうプレーをできたことでこういう結果につながりました。

ただ本当に選手たちはチャレンジすること、前にボールを進めること、そして前でボールを奪う、そういったことにチャレンジしてくれました。そこには当然リスクはありますが、それをカバーすることを選手たちは続けてくれました。それを勝ちにつなげられなかったのは、私の力不足です。申し訳ないなと思いますが、この結果をしっかりと受け止めて、選手たちは素晴らしいプレーをたくさんしてくれましたし、正直勝ちに値するプレーがたくさんあったというふうに思っています。それを実際に勝ちにするためにも、頭を下げずに選手たちと戦っていきたいなと思っています」

 

――さまざまな選択肢がある中で、スタートは土居柊太選手をFWで、中島裕希選手をサイドハーフに起用する形でスタートしましたが、どういった化学反応を期待していたのでしょうか?
「土居がこの前の栃木戦で点を取ったこともそうですし、前線でポイントになる動きや相手の背中を取りに行く動きなど、非常に献身的に動いていたということもあって、彼をFWで起用しました。もちろん、前への圧力という意味では、中島が前にいたほうが圧力はあるかなということも踏まえて考えました。

土居の機動力を生かすことを含めて、ボールが前に入るように、そして相手の陣内でゲームが進められるような流れを作りたいという意図で土居にスタートからFWに入ってもらいました。

もちろん流れが悪ければ、二人のポジションを逆にすることもあるかと思います。途中でもそういう時間帯はありましたが、二人のポジションを逆にできると思っていましたので、そんなに深く考えることなく、この形でスタートしました」

 

――最後はジョン・チュングン選手とドリアン・バブンスキー選手が2トップで並ぶ形となりましたが、二人を並べたことで期待していた部分はどんなことでしょうか?
「それまでと比べてパワーが上がりますし、それによって、相手のディフェンスラインが下がることになります。またドリアンに関しては、フィニッシュワークを期待していましたし、実際にボックス付近までボールを運べているけれども、最後取り切れなかったため、ドリアンを起用しました。

もちろん疲れてきている選手もいましたし、特にわれわれの場合、前線の選手は運動量が多い形になるので、フレッシュな選手にフィニッシュワークの部分を期待して二人を起用する形になりました。ただ結果的に最後は相手のゴールが生まれているということを含めて、しっかりと見直していくことになると思います。ただ、今日に関しては、機能したとは言い難い形になりました」

 

◼︎リカルド ロドリゲス監督(徳島)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「今日は前半から苦戦する内容でした。相手は非常にファイトしてくるチームですし、難しい相手との対戦でしたが、後半になって相手陣地でプレーする時間が長くなったのかなと思っています。全体的に言うと、相手のほうがわれわれのゴール前に迫る回数や、チャンスの数を作っていて、われわれにとって危険な場面がありましたし、決してここ最近のようにチャンスを作れたわけではないです。それでも、結果が出るというのはこれがサッカーの醍醐味なのかなと思っています。そういった試合で勝ち点3を取れたことは良かったです。効果的に点を取って勝つことができたのかなと思っています」

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