「ゼルビアTimes」郡司聡

上位グループ追撃への“サバイバルマッチ”。“ボールの握り合い”を制する者が試合を制する?【ヴァンフォーレ甲府戦/マッチプレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第27節
8月29日(土)19:00キックオフ
町田GIONスタジアム
FC町田ゼルビア vs ヴァンフォーレ甲府

“5度目の正直で”甲府戦ホーム初勝利を

▼「ホームで勝つことが一番」

似たような立場に置かれた者同士による“サバイバルマッチ”ーー。ピッチ外では「青城祭」が実施されるヴァンフォーレ甲府とのホームゲームは、そんな位置付けの一戦だろう。

東京五輪による中断前は4勝1分だった町田に対して、甲府も4連勝を含む4勝1分。両者は中断期間に入ってしまうのが惜しまれるほど好調だったが、中断明けは一転ともに3試合勝利がない。また両者の順位は町田が8位で、甲府は6位と上位集団を追いかける立場にある。町田としては勝てば甲府と勝ち点が45で並ぶし、お互いの順位も近いことから、すでに勝ち点50を獲得している上位集団を追撃するためにも、甲府からのシーズンダブルを成し遂げることが望ましい。

周囲はこうした緊迫した状況を煽りたがるものだが、当の選手たちはサバイバル感を必要以上に意識することはない。佐野海舟は言う。

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