ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~聞かせて、オスカル・コーチ!~(第2回)「コミュニケーション」

アルベルト監督の隣に立つ、オスカル・エルナンデス・コーチ。ときにはエウ・ガヴィラン・フィジカルコーチも交え、彼らが熱心に対話する光景を、さまざまな場面で見ることができます。今季のチームづくりを推し進める上で、最重要な意味を持つコーチングユニットのひとり、オスカル・コーチに話をうかがいます。

第1回はこちら

■歩み寄ることが必要なんです

――新潟におけるコーチとしての役割、仕事について教えてください。

「大きくいうと、2つの任務が私にはあります。練習の構築と準備です。

まず、練習メニューの構築について、お話ししましょう。作業は、監督のアルベルトから戦術的な要望を、エウ(ガヴィラン)からはその日、どのくらいの負荷でトレーニングしたいかを聞くところから始まります。

ふたりの要望を踏まえた上で、毎日、どういうメニューでトレーニングすればよいか考え、調整、構築するのです。

戦術の部分に関しては、アルベルトとコンスタントにコミュニケーションを取っています。それによって、今、チームの課題がどこにあるかを洗い出し、その解決を目指して練習メニューに落とし込んでいきます。

分析スタッフとも、次の試合に向けて、どのように準備するべきかコミュニケーションを取ります。随時、練習に反映させるためです。

そうして構築されたその日の練習を実践するために、ピッチ上の準備をするというのが、もうひとつの大きな役割です。それぞれの練習をピッチのどのゾーンで行い、そのために何が必要で、どんな道具を用意するのか。実際のオーガナイズの部分を、他のスタッフとも共有します。みんなに準備をお願いすることが、少なからず出てきますから。

それからリスタートの攻撃と守備も担当しています。つまり言いたいのは、私もそれなりに仕事をやっている、ということなんです(笑)」

(残り 1862文字/全文: 2618文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ