ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】「寡黙なタフネス」~ゴンサロ・ゴンザレス選手インタビュー・第1回~

タフでフェアなプレーで正々堂々ボールを奪うと、素早く、的確に配球する。ボランチのゴンサロ・ゴンザレス 選手は、まさに新たなチームの心臓です。

■集中して守ることができた

――開幕のザスパクサツ群馬戦。自分自身、チームのパフォーマンスをどうとらえていますか?

「開幕戦、特に前半は風の影響で難しかったですね。チームとして修正すべきところはたくさんありますが、勝って修正できることをポジティブに感じています。

実際、ゲームを全体的にコントロールできましたが、私たちには足りない部分がまだまだあります。相手にシュートを許してしまったし。個人としても同様で、シーズンの入りとしては良かったですが、修正点もまだまだあります」

――3-0の勝利だったので、つい『上々のスタート』と思いがちですが……。

「試合に勝てば、いいプレー、いい場面の印象が強いですよね。ゴールシーンとか、特に。でも細かいところに目を向けると、修正しなければならないところは必ずあります。『この動き方、ちょっと間違っていたな』とか、『ここ、ズレていたな』とか。そこから失点していたかもしれない。

今回は、たまたまうまくいったという場面もあります。相手はそんなに攻めてこなかったし、シュートも少なかった。無失点には、そうした要素も関係しています。

細かい部分で、修正の必要を感じますね。特に、連動した守備のところで。ひとりひとりがどう動くのか。危険なスペースが生まれていたし、たまたま相手が気づかなかっただけかもしれない。気づいていたけれど、そこを突かなかっただけかもしれない。

今回は無失点に守り切れましたが、次、同じように守り切れる保証はどこにもないですからね。修正は常に必要です」

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