【Voice of the Pitch】~絶対的エースへの疾走~本間至恩インタビューvol.1「仕掛けられなかった自分の弱さ」
今シーズン、試合を重ねるごとに、存在感とすごみが増している。左サイドに君臨する10番がボールを持てば、対戦相手は震え上がるはずだ。このインタビューは、現在発売中の『サッカーマガジン』6月号(ベースボール・マガジン社)のストーリーのために行った。取材のタイミングは、出場停止明けとなった第4節群馬戦(〇3-1)の直後。群馬戦の反省が、現在のハイパフォーマンスに直結していることが、よく分かる。エース以上の絶対エースを目指す熱き思いを、ぜひ聞いていただきたい。
■自分が決めていれば試合は終わっていた
――第4節・群馬戦、19分に高木善朗選手のクロスから鈴木孝司選手が頭で決めた2点目は、本間至恩選手も左サイドでの崩しにうまく加わりました。あのゴール自体、チームの狙いを表現できたのではないでしょうか?
「前向きの選手を使えということは、監督がいつも言いますけど、自分が下りていったときに、横にヤン君(高宇洋選手)がいて。そちらに落とした方が、前向きでいいプレーができると思ったのでパスしました。そこからは、個人個人のクオリティーの高さが発揮されて、ゴールにつながったのかな、と思います」
――今シーズンは、攻撃のスイッチを入れる縦パスがよく入ります。
「自分もそういう風に思います。去年よりも、しっかり狙いを持った縦パスが来るので、前の選手は準備をしておけばいい」
(残り 1434文字/全文: 2038文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ