ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.小川佳純】~第29節・モンテディオ山形~vol.4「間違いなく成長している。だけど」

今季初の逆転負けを喫し、磐田、京都との差が広がった第29節・山形戦を、小川佳純さんと語り尽くします。ズミさんの「気になる」を徹底的に検証する今回。アクシデントのような失点ではなく、山形の狙い通りに崩された手痛い黒星に、危機感が募ります。2021年シーズンの正念場です。

■オプション、臨機応変さが欲しい

――山形戦でのFW起用については、谷口海斗選手が1トップとして先発。66分に髙澤優也選手、90分に鈴木孝司選手が途中出場しました。

「(ロメロ)フランクに代わって髙澤選手が入った時点で、2トップにするのもありだったんじゃないかな」

――実際は谷口選手が、ロメロ選手がプレーしていた右サイドハーフに回りました。

「時間や点差を考えると、なおさらそう思ってしまうんですよね。谷口選手がクロスを上げるより、ヨシ(高木善朗選手)を右サイドハーフに置いて、至恩を左サイドハーフ、真ん中のボランチ2人のうち1人が積極的に前に関わって、サイドバックがもう少し高い位置を取るやり方もあったと思います。追いつき、逆転するために。
フランクに代わって髙澤選手が入っても、結局、人が変わっただけで、ゴール前の人数が増えたわけじゃなかった。それに谷口選手がクロスに合わせるのではなく、上げる側に回ったらもったいないじゃないですか」

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