ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J2第15節・東京V戦vol.3~「そのメッセージを受け取れ!」

激しい点の取り合いになった第15節・東京V戦。前半と後半でガラッと流れが変わるエキサイティングな攻防の末、しっかり勝ち切ったところに、成岡翔さんはチームの成長を感じ取ります。

■チームが動き出すポジショニング

――前半は新潟が、後半はヴェルディがクオリティーで上回り、それぞれ良さを発揮した今回の試合。サッカーファンからすれば、スペクタクルで非常に面白いゲームになりましたが、やっている選手は大変だったと思います。

「間違いないです」

――それを踏まえて、翔さん曰く、新潟がほぼ100点だったという前半。特に効いていたと感じる選手は?

「秋山裕紀選手ですね。ヴェルディ戦が今季4試合目と、ここまで多くの出場機会を得ていたわけではありません。しかし、チームの中でしっかりパフォーマンスを出せていました。それだけトレーニングしていることがうかがえます。

ヴェルディ戦での秋山選手は、ポジショニングがとても良かった。役割、やるべきことがはっきりしていました。“誰が試合に出て、誰と組むなら、こうプレーする”というのを、日ごろからしっかり話し合えているんじゃないかな。それくらい秋山選手の仕事、やるべきことは明確でした。

例えば高宇洋選手と組むときの島田譲選手は、自身がスーッと高い位置に入ってきて、ワンタッチのパスで起点になることもよくあります。ですがヴェルディ戦では、秋山選手がどんどん前に入っていって、島田選手が後ろでカバーするという関係性が見られました。そして前に入った秋山選手をチーム全体で使いながら、非常にうまく攻撃が展開されていました。久しぶりに長い時間、秋山選手のプレーを見ましたが、とても良かったですよ」

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