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ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第16節vsFC町田ゼルビア vol.3~「楽しみが膨らむ」

新型ウイルス感染症の陽性者が複数出て、メンバー変更を迫られたチームは、どのように“反応”したのでしょうか? 結果は9試合ぶりの黒星に。ですが、これからの期待を膨らませてくれる可能性が随所に見られたゲームとなりました。第16節・町田戦を、試合当日が誕生日で、開催地が出身地である元サッカーマガジン編集長・平澤大輔さんと語り尽くします!

■達也コーチの存在感

――交代カードを切って、さらにギアを上げて勝負をかけられるだけの選手層、ベンチメンバーの充実は、今季のチームのストロングポイントになりつつあります。新型ウイルス感染症の陽性者が複数出た町田戦では、ベンチを含めたメンバー編成、戦いぶりがどうなるか注目されましたが、やはり交代策を絡めて攻撃を活性化することができました。

「たとえば鈴木孝司選手は、PKを獲得して自ら決めたことはもちろん、95分のアレクサンドレ・ゲデス選手のシュートにつながったパスの落としもさすがのうまさでした。孝司選手は他にも、プロデビューを果たした吉田陣平選手の浮き球パスから、うまく抜け出しかけましたよね。

それで、陣平選手は『田中達也門下生』であるわけです。試合後の会見で、日刊スポーツの小林忠記者が陣平選手に、孝司選手へのループを含め、良いパスをたくさん出していたことについて質問していました。陣平選手の答えは、田中達也コーチと毎日居残り練習をしていて、その通りにやれた、というものでした。

以前、大中さんが岡山戦について伝えてくれたように、(本間)至恩選手の左足でのクロスも達也コーチとの居残り練習の成果でしたよね。達也コーチ、確実に存在感を増していますよ。

どうしても僕たちはリキさん(松橋力蔵監督)について語りがちですが、それ以外のコーチングスタッフがチームビルディングにどう関わっているのか、その貢献度にも注目する必要がありますね。セットプレーの渡邉基治コーチをはじめ、コーチ陣が充実してきていると思います。

話は少し変わりますが、この間、スコットランド・プレミアリーグのセルティックが2シーズンぶりにリーグ優勝を果たしました。かつて横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督が試合後にサポーターにマイクで話す中で、『まず、私たちのスタッフに大きな拍手を』と最初に言っていたんですね。ヨーロッパと日本のJ2クラブを単純に比較することはできないと思いますが、スタッフを含めてチーム力だと感じるシーンでした。その意味で、新潟は去年までのアルベル監督(現FC東京監督)が築いたものをベースに、すごく良いチームになりつつあるのではないでしょうか。

アルベル、さらにマリノス時代にはポステコグルーの下でコーチだったリキさんが、監督1年目の今シーズン、達也コーチをはじめとするスタッフワークを含めて、選手、チームをしっかり成長させながらここまで首位争いを繰り広げていることが、改めてすばらしい。それにしても陣平選手、至恩選手の話を聞くと、達也コーチはすごく指導者向きなんじゃないかな」

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