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【レビュー】J2第24節磐田1-0千葉@ヤマハ「同じような形からの失点。いまの千葉の弱点とは」(文・西部謙司)2,536字 2015/7/19

●グッド・ファイトボール

 よくファイトしたゲームでした。双方とも球際激しく、よく走り、集中力を切らさずにプレーしました。試合を決めたのはジェイの一発。右の太田吉彰からピンポイントのクロスボールが入り、GKに競り勝ってのヘディングシュート。あの高さは“ドログバ級”でしたね。

 試合後に磐田の名波浩監督が「一歩というより半歩よかった」と言っていましたけど、均衡した緊張感のあるゲーム。ただ、フットボールというより“ファイトボール”として素晴らしい内容という感じでしょうか。

 千葉は関塚隆監督のやろうとしていることは結構表現できている気がします。気になるのは失点のパターンが前節と同じなんですね。これは繰り返される可能性あります。今季の千葉は僅差上等のサッカーですから、弱点が治らないと僅差で勝つのではなく僅差で負ける。それだけに余計に気になります。

●“サイド・ボックス”狙いは奏功したか

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千葉 先発フォーメーション

[4-2-3-1]
オナイウ
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大岩 富澤 栗山 金井
岡本