【レビュー】J2第23節 熊本1●0千葉「不発のダイヤモンド」
2017明治安田生命J2リーグ第23節
ロアッソ熊本 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0716/result/
●いい日ではなかった
「結果は公平だと思いますが、今日は僕らの日ではなかった」(フアンエスナイデル監督)
乾貴哉からGK佐藤優也へのバックパスが緩すぎました。GKに届く前に黒木晃平にかっさらわれての失点、これが決勝点となりました。黒木の走りを甘く見ていた、右足だった、芝生がフクアリほど滑らなかったと、原因を考えても仕方ありません。やっちまったわけです。乾もそれまではいい調子だったのにね。
ただ、乾だけではないんです。キムボムヨンにも危うく敵への“アシスト”になりかけた“クロスボール”がありました。パスの出しどころを見つけられなくてビルドアップが行き詰まっていました。
「スペースがあってもトラップをミスするなど活用できなかった。いい日ではなかった」(フアンエスナイデル監督)
今日はいい日じゃなかった、明日頑張ろう。そういう日は誰にでもあります。会見場に現れた監督の表情は妙ににこやかでした。まあ、それだけ忘れ去りたい試合だった、ということかもしれません。
●不発のダイヤモンド
千葉はフォーメーションを変えました。中盤ダイヤモンドです。底に熊谷アンドリュー、右に高橋壱晟、左に町田也真人トップ下に清武功暉。指宿洋史とラリベイの2トップです。
※Football Tactics Webにて左上の番号を入力すると、戦術ボードを共有できます。
結論からいうと、あんまり機能しませんでした。逆に、ここまでうまく行っていたのを急に変えたのが不思議なぐらいです。サッカーの格言に「勝っているチームは変えるな」というのがあります。天皇杯はガンバ大阪に負けたので勝っているわけではありませんが、攻撃はうまく行っていた。そこをあえて変えてきたのは、ある意味フアンエスナイデル監督の凄いところかもしれません。が、結果は全然凄くなかったです。
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