[Fリーグ オーシャンアリーナカップ]大会のもたらす意味 前編 (2013/8/18)
しばらく、出場時間を制限していた川原だが、今大会で本格的に復帰。改めて名古屋の砦としての存在感を放っていた。
名古屋オーシャンズの4連覇達成で幕を閉じたオーシャンアリーナカップ。その全体の総括を、いくつかのトピックに分けて書いていこう。前編の今回のトピックは次の2つだ。
・今年の名古屋は強いのか
・反撃の府中
まとめ◆デジタルピヴォ!藤里純
・今年の名古屋は強いのか
確かに、自分はシーズンが開幕してから「今年の名古屋は主力が抜けて力が落ちている。他のチームが突け入るすきはある」とはっきり書いた。しかし、今大会は名古屋に「そんなことはないよ」と一蹴された気分になる大会だった。確かにリカルジーニョと逸見勝利ラファエルの離脱は個人の力という面では大きなダウンになっていることは間違いない。しかし、チームの力というのはそれほど落ちていないのかもしれないと、認識せざるを得ない試合を見せつけられたのだ。今年の名古屋の特徴はセットプレーに力を入れていることだ。キックインも含めると、ゴール前でのセットプレーの数は1試合を通して多くなるフットサルにおいて、セットプレーで得点を奪うことは勝つための大事の要素になる。今年の名古屋のセットプレーの形として、浮き球をファーサイドに入れてボレーシュートという形がある。この形を成立させるには、キッカーの精度やボレーの精度はもちろん、それ以外の選手の動きも組織されていなければいけないが、名古屋は今シーンズこの形で多く点をとっている。実際、決勝の2点目はペドロ コスタのコーナーキックから渡邉がファーサイドでボレー。完全にミートしきる事はなかったが、枠を捉えたボールは最後にラファエルサカイがコースを代えて決めた形だった。
今シーズンの名古屋の強み「セットプレー」において、重要な役割を担う渡邉。
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