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[Fリーグ2014/2015]湘南ベルマーレ・久光重貴「検査して結果がよければ試合に出るという状態は変わらない」(2014/5/3)

image2月のホーム最終戦で試合復帰を果たした久光選手(写真右端)だったが、現実はまだまだ右上葉肺腺がんとの闘病生活を送らなければならないという。

 

4月21日のFリーグ2014/2015 powered by inゼリー日程発表記者会見に、鈴村拓也(デウソン神戸)とともに、久光重貴(湘南ベルマーレ)が出席した。席上、鈴村が新シーズンは全試合出場が目標と元気に語ったが、久光の口から出場に向けた具体的な目標を聞くことはできなかった。あれ、どうしてだろう、昨シーズン、ちゃんと試合復帰も果たしているのに、との思いから記者会見終了後に久光をつかまえ失礼を顧みず質問を投げかけた。これもがんの啓蒙活動の一環という強い思いがあるのか、久光はそのひとつひとつに丁寧に答えてくれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▼血液検査がぎりぎり間に合った

Pivo! 抗がん剤は毎日服用している状態?

久光 はい、錠剤の抗がん剤のほかに胃薬とかビタミンとかいろんな種類の薬をのまないと、ほかの機能が悪くなると、その薬をのめなくなってしまうので。それを毎日欠かさずのんでいて、すでに9か月続いています。

Pivo! それによってよくいわれるように疲労感を伴うとかということはない?

久光 初めのころはすごくあったんですけど、その違和感を克服するために自分でも試行錯誤しましたし、そのなかでも、ここはもう無理だなというところはあきらめるじゃないですけども、そこは自分の体として認めて次に何ができるかっていうところを探しながらやってきました。

Pivo! 昨シーズンは2月9日のホーム最終戦で復帰を果たした。それはクラブのスケジュールに合わせて試合出場したということ?

久光 クラブの予定に合わせたというよりも、自分の採血の検査の数値が(出場のための)登録日にぎりぎり間に合ったってことです。

Pivo! それは、結果がよかったということ?

久光 結果が平常値にまた戻ったということです。その前まではずっと平常値に戻らなくて、今の状態でメディカルチェックを通すことはできない、ということを(医師に)いわれまして。

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