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[関東リーグ2016第17節]ファイルの優勝を消した柏トーア’82・奈須隆康監督「引いて守ってカウンターだとうちの推進力がなくなってしまう。なので、2列目、3列目の選手が引っ掛けて、前の選手がもう1回前に出て行く。そういう前プレをやった」(2016/12/22)

奈須監督率いる柏トーア’82。エース馬場を中心とする攻撃力で大勝した。

 

ファイルフォックス府中はこの敗戦の直後の試合でリガーレが勝ったことで最終節を残して2年ぶりの優勝の夢を断たれた。

 

最初の馬場の仕掛けは前半5分、ファーに振るが合わず。ここから馬場はドリブルしたら1人で一直線にゴールに向かうプレーを選択し結果を出す。

 

“世界の国本”も果敢にドリブルを仕掛けた。前半序盤、柏は様々な仕掛けで相手の様子を見ていた。

 

SuperSports XEBIO 第18回関東フットサルリーグ 1部 by PENALTY
第17節 ファイルフォックス府中 1-8 柏トーア’82
2016年12月17日(土) 東京ドームスポーツセンター東久留米 観客数:122人
[得点経過]
0-1 11分27秒 柏トーア’82 19 馬場和也
1-1 16分23秒 ファイルフォックス府中 14 丸紘生
1-2 19分59秒 柏トーア’82 19 馬場和也
1-3 25分17秒 柏トーア’82 19 馬場和也 ※PK
1-4 27分45秒 柏トーア’82 9 田中惇史
1-5 32分57秒 柏トーア’82 6 西形章浩
1-6 34分24秒 柏トーア’82 19 馬場和也
1-7 35分50秒 柏トーア’82 23 福重勝徳
1-8 36分20秒 柏トーア’82 21 山上康平  

 

柏の先制ゴールは前半11分に生まれた。22長坂が右サイドを突破し、

 

中へと切れ込む。

 

11磯崎とのワンツーのリターンをキープする長坂。

 

長坂が自分の前を通したボールがファーの馬場の目の前に。馬場は落ち着いてニアに押し込み先制。

 

一方のファイルは前半16分、左から仕掛けた丸がゴレイロ福重をかわしてゴール。1-1に持ち込む。

 

前半19分、自らの2点目を皮切りに、ここから馬場劇場が幕をあける。ドリブルから三木をかわして右足シュート、ファーに突き刺した。

 

1-2となっただけなのに何故かファイルに疲労感というか徒労感が広がり始めた気がした。

 

とにかく前へまっすぐ攻める

奈須監督は試合前にゲームプランを聞いたときにこう答えた。
“とにかく前へまっすぐ攻めます。自分たちの特徴(自慢の攻撃力)を生かすチャンスですから。ファイルを抑えるには引いて守るべきなんですが、それは捨てました。ファイル戦でリガーレがやれずにファイルに時間をつくられたのは前から行かなかったから。そこを我々はやります”と。結果、柏は大勝した。しかし、前から行くというより引いてカウンターからのゴールが目立ったように思えた。監督へのインタビューはそこから始まった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

選択は間違ってなかった

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