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[Fリーグスーパーゴール解説 個人技編]森岡薫(町田)とチアゴ(大阪)のゴールは、いずれもボールの置き所がポイントだった! (2017/7/8)

神戸戦後半にも森岡のドリブルの威力を物語るシーンがあった。第2PKマーク付近で左へのフェイントで2人のディフェンはバランスを崩し手をついている。理由の1つは“やられる!”という恐怖心が体をこう着させているに違いない。

 

もう1つ技術的に重要なポイントはドリブル時の森岡のボールの置き所だ。常に自分自身のコントロール下に置かれている。当たり前のようでいて実に難しい。

 

▪️森岡薫 / ここぞというところで決め切る決定力▪️

DUARIG Fリーグ2017/2018 第1節
ペスカドーラ町田 4-1 デウソン神戸
[得点]
1-0 00分53秒 町田 99 森岡薫

https://www.youtube.com/watch?v=rRRzjyjfIM8#t=7.125037131

 

神戸のカウンターを日根野谷が体でブロック、それを森岡がマイボールにする。そして1回なめてディフェンスをかわし右前方へと進路をとる。

 

2人目のディフェンスがコースを切ろうとスライに来るが、

 

それもかわすと間髪を入れずシュート!

 

シュートの威力に押されてゴレイロがハンブル、ボールはゴールラインを割った。

 

ゴール裏から見たシュートの瞬間。ゴレイロの♯51福良はセグンドへのパスをケアして重心が右足に乗っている。それにしてもここから決め切る森岡の決定力はすさまじいの一語に尽きる。(以上の3枚目から7枚目の画像はYouTube動画のスクリーンショットです)

 

Fリーグでは毎節、目の覚めるようなゴールが積み上げられている。中でもスーパーなゴールに的を絞り、スーパーな部分に着目し、あなたの観察眼とプレーレベル向上に役立てていただこうというのがこのシリーズの目的。手始めに第1節の[個人技編]として森岡薫(町田)とチアゴ(大阪)の2ゴールを取り上げた。

解説◆川康裕(東京都北区フットサル委員会委員長)
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

得意のパターンからの個人技さく裂

僕がすごいなと思ったのはこの試合の後半に、スーパーゴールに取り上げたゴールと同じパターンの仕掛けがあって、ここでも森岡がドリブルを仕掛けると、神戸のディフェンスの2人の選手、バランス崩して倒れちゃうんですよ。シュートモーションに見えないじゃないですか。

(残り 2912文字/全文: 3884文字)

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