久保憲司のロック・エンサイクロペディア

エルトン・ジョン「ロケット・マン」 …トランプが北朝鮮のリーダーをリトル・ロケット・マンとバカにしましたが、ミサイルにひっかけているだけじゃないんです (久保憲司)

 

三浦瑠璃が言うスリーパーセル、どうでもいいですよね。その前に僕たちが知りたいことは、アメリカは北朝鮮を攻撃するのか、どうなのかですよ。海の向こうで戦争は始まるのかどうか、ですよ。ずっと海の向こうでは戦争はあったんですけどね。近いからビビっているだけでしょう。

同じ場所で戦争があった時は、敗戦国すぎて何も出来なかったから何とも思ってなかったのか、それともその戦争のせいで潤ったから何とも思ってなかったのか、僕は生まれてなかったのでよく分かりませんが。機雷撤去は日本がやったんですよね。そして、一人亡くなっておられるんですけど。一人くらいいいすか。

三浦瑠璃は、アメリカは北朝鮮を攻撃すると明言せずに、「米国の北朝鮮攻撃によって戦争が勃発した場合、スリーパーセルが動き出す」と。僕たちが知りたいのは米国が北朝鮮を攻撃するのか、どうかなのですよ。戦争はあるのか、ないのかですよ。

三浦先生はスリーパーセルという大変貴重な情報をインテリジェンスと共有されているみたいですけど、アメリカの攻撃はあるのか、ないのか、多分、何も知らないんでしょう。僕と一緒なんでしょう。それだけでTVに出てあんな暴言を吐くというのは、国家のためにはならない人ですよね。ただの煽動者、ハメルーンの笛吹きオバちゃんでしょう。多分、誰も分からない。トランプだって分かっていない。サイコロみたいなものでしょう。1が出たらやる、2が出たらやらない、それと同じレベルのものでしょう。

そりゃ事前に説明はされるでしょう。100%大丈夫です。失敗する確率は99%ないと考えられます。でも万が一のことはあります。その時はソウルが火の海になる可能性はフィフティ・フィフティです。それなのに「分かった。やれ」って、いいますか?

「やる」という確率がサイコロみたいなものって言って、失礼しました。多分、100人中100人がノーっていいますよ。

アメリカに核を向けた国が一つ増えるだけです。多分、向こうは絶対打ってこない、打ったら、終わりだと分かっているから。そうやって何十年も向き合っていたら、冷戦は終わった。

アメリカに核を向けた国が一つ増えるだけです。多分、向こうは絶対打ってこない、打ったら、終わりだと分かっているから。そうやって何十年も向き合っていたら、冷戦は終わった。北朝鮮を潰しておけば、北朝鮮の核がイランに広がり、中東の国が全て核を持つ可能性を阻止した男として名をあげれるけど、失敗したらソウルを火の海にした男としてトランプ家は一生呪われ続けるだろう。

何回も自己破産して、やっと大統領になった男が最後に自分の名を汚すようなことをするだろうか。

そんなトランプなんですけど、どうもこの頃のエルトン・ジョンの盛り上がりを見ていると、トランプのおかげのような気がしてならない。ほとんどの人が知らないと思うのですが、三大グラム・アーティストといえばエルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ、マーク・ボランだったのです。三大という言い方は日本しかしないので、この中で一番ビッグなアーティストといえばエルトン・ジョンだったのです。

で、一番不思議だったのはこの三人の中で一番音楽に詳しかったのもエルトン・ジョンだったのです。みんなびっくりでしょう。デヴィッド・ボウイじゃないのかと。当時のエルトン・ジョンは音楽に命をかけているというか、殺気立ったものがありました。後の彼の事件を考えるとただの浪費家だったのかなという気もするんですが。

タワーレコードのドキュメタリター『オール・シングス・マスト・パス』に彼のすごいエピソードが出てきます。

 

 

簡単に書くとタワー・レコードに一番通っていたアーティストがエルトン・ジョンなのです。誰よりも早くタワー・レコードに行って、すべてのレコードをロンドン、ロス、NYの自宅ように3枚づつ買い、発売日なのに入荷していない時はバイヤーに「注文し忘れているよ」と言っていた男。当時の僕には変なおじさんにしか見えなかったですけどね。

70年代の彼のアルバムはそんな彼のオタク道が作ったと言っていいんですけど、彼の歌の一番の魅力はロックが終わった後の悲しさがいつもどこかに秘めていたことなんです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=mTa8U0Wa0q8

 

ジョン・レノンはエルトン・ジョンの「ユア・ソング」を聞いて「僕ら(ビートルズ)の出現以降、最初に起こった新しいこと」と評したが、それはどういうことかというと、ビートルズやストーンズ、ザ・フーがやろうとしたことはカウンター・カルチャー、世の中を変えてやるぜ、ということだった。そのためには家庭とかそうしたものも犠牲にしてもいいという風潮があった。それがヒッピーであったわけだ。

 

 

 

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